経営支援

取引基本契約とは何ですか?

取引基本契約とは,継続的な取引をすることをにらんで,個別契約の度に具体的な条件を定めるのではなく,取引に共通して適用しようと考える条件についてあらかじめ合意しておく契約です。
取引基本契約を締結する際に気をつけるべきポイントとしては,適用される取引の限定と個別契約との関係です。
すなわち,取引基本契約がどの取引を規律するものかが明確でないと,紛争になった際にその紛争になった取引に関するルールが不明確になり,結果が予測困難になってしまいます。

個別契約との関係についても同様です。
個別契約と取引基本契約で規律のされ方が異なる場合,どちらが優先されるかが不明確となると,ルールが不明確になるリスクがあります。