会社を他の人に売却してお金にしたいのですが,どうすればいいでしょうか?

株式を第三者に譲渡することで現金化するという方法が考えられます。

この方法は,会社をすべて売却する(ある事業については手元に残すということはしない)場合に選ぶことができます。売却した後も,株主と経営者が変わるだけで,従業員等の会社内部の関係や,会社の債権債務,第三者との契約,許認可などは原則存続します。手続きとしても比較的簡便です。

知名度や許認可など,会社組織そのものに価値がある場合に,組織をそのまま第三者に引き継ぐことができる点もメリットです。

なお,現段階では株式がない場合についても,まずは法人成りをしたうえで,法人の株式譲渡という方法をとることが可能です。
なお,他にも方法が考えられますので,ご相談を踏まえて適切な方法を探ります。

株式を現金化した額につき
1,000万円以下の部分‥4%
1,000万円を超え2,000万円以下の部分‥3%
2,000万円を超え1億円以下の部分‥2%
1億円を超え2億円以下の部分‥1%
2億円を超え20億円以下の部分‥0.5%
20億円を超える部分‥3%

例えば,株式を5000万円で売却した場合
 1000万×4%=40万
 1000万(2000万-1000万)×3=30万
 3000万(5000万―2000万)×2=60万
 40万+30万+60万=130万円 ・・・ が手数料となります。